あぁ無情の日記

自作パソコンとかゲームとか。

2018年 久々に自作PCを組む

i7 4770K以来なので5年振りくらいになりますか。久々にPCを組んでみようと思います。今回は本格水冷にチャレンジしてみました。

パーツ構成 

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主要なパーツは以上です。発売直後のパーツも多く、入手性に難ありでしたがなんとか揃いました。入手方法はまた別記事で機会があれば書きたいと思います。

エンジニアグローブを装着。ニトリルグローブってやつです。指紋がつかないのと、ケガ防止です。ドライバーはずっと使っているコレ。

CPU、メモリの取り付け

まずはCPU取り付けから。

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CPUグリスはThermal Grizzly Kryonautを使用しました。

CPUクーラーはPacific W4 Plus CPU Water Blockです。とくに注意点はありませんが、ケースに取り付ける前にM/B周りのパーツ取り付けは先にやっておいたほうが作業性が良いと思います。

 

次にM.2 SSDとメモリを取り付けていきます。

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マザーボードPCI-Eスロット付近にあるヒートシンクを外して、取り付け。あらかじめ貼ってあるサーマルパッドのフィルムを剥がすのを忘れずに。M.2スロットは2つありますが、向かって右側の第一スロットに差し込んでネジ留めします。

メモリは今回4枚差すので順番は気にしなくて大丈夫ですが、2枚だけの場合はCPUから一番遠いところと、一つ飛ばして差すと良いそうです。

マザーボードの取り付け

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ケースへ取り付けていきます。ATXマザーなのでこの写真のドライバー先位置にもネジ穴があるのですが(裏からなら見える)、チップセットヒートシンクが邪魔で表からは見えません。一度ヒートシンクを取り外す必要があるみたいですが、面倒なのでネジ留めは諦めました。センターの1本くらいなくても平気でしょう。

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次に電源と、今回はグラフィックボードを縦に設置したいので、300mmのライザーケーブルを使用。ケースについているブラケットにケーブルを通すスリットが開いていますが、ケーブルのテンションが心配なため右の写真のようにブラケット自体の下をくぐらせています。電源ユニットに接触しますが多分大丈夫のはず。

あとこのケース、デカくて重いので取り回しがとても大変です。床置の場合は汐見板金さんの伸縮キャスター台に載せると良い感じです。

自分の場合、サイズは伸縮幅(mm):225-350、奥行き(mm):480でお願いしました。奥行きを少し短めにしてあります。実際のケースの足部分だけで問題ないため、キャスター台がケースからはみ出さないようにしました。

 

ラジエターの取り付け

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ケース上部のブラケットを外し、Thermaltakeの420銅ラジを取り付けます。ブラケットの位置は中央と手前の2箇所を選べますが、手前にしました。

64mm厚のラジエターではマザーボードとのクリアランスがかなり厳しく、VRMヒートシンクに微妙に接触します。また、CPU電源を差すのもかなりキツキツなので、この厚みのラジエターはおすすめしません。無理やりつけました。14cmのRiing Plusファンをプルで取り付け。

 続いてフロントにも360ラジを設置。

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M360 Plusに付属のアルミ製になります。ラジエター同士は干渉せずに、キレイに収まります。12cm Riing Plusファンをプッシュで取り付け。右の写真のようにラジエターそれぞれに1箇所づつ、水温計のついたプラグをつけておきました。マザーボードに接続する2pinのものになります。あとから取り付けようとしても大変なので、使う使わないに限らずあらかじめ組んでおくことをオススメします。

 

グラフィックボードの取り付け

あらかじめEKの水枕とバックプレートを取り付けておいたRTX2080Ti FEをライザーケーブル経由で取り付けます。水枕の取り付けはとくに難しいところは無かったですが、FoundersEditionの場合六角ナットを外す工具が必要です。

電源ケーブルは延長スリーブケーブルを使用しました。

ポンプ一体型のリザーバも取り付けて、電源ケーブルを配線し、水冷パイプ以外は一通り配置完了です。リザーバーポンプですが、ナットを上側にしてボルトを底から通すようにしないと、底面のエアフィルタに干渉しますので注意が必要です。

水冷パイプの配管

ではハードチューブを曲げていきたいと思います。

まずはポンプから2分岐させて一つをバルブに、一つを垂直に出して、90度曲げてVGAブロックへ。

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ここを基準にしたかったので、あらかじめポンプの位置決めをこの配管をベースに決めてあります。

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VGAブロックに裏から90度アダプタ経由で入っています。GPU直上のジェットプレートにまず当てたかったので左側から。

次に、表右側から90度アダプターで上に出して、そこから90度に曲げたPETGチューブでCPUへ。 ここは本当はCPUブロックの下側に入れたかった(排水時を考えて)んですが、曲げまでの距離が短いので断念。上側に入れました。90度アダプターでCPUまでまっすぐ下ろせそうな気もしますが、PETGの曲げを見たいので(笑)こうしてます。

CPUブロック下側から、180度曲げたPETGチューブでVRMヒートシンクの左側へ入れました。

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VRM上側から90度アダプタで出し、420ラジの奥側へ。ここがギリギリまっすぐ入ったのでちょうど良かったです。曲げなし。少しVRM側が低いので、短めの延長をしたほうが良いかもしれませんが、キレイにはまっているので良しとします。フィッティングはThermaltakeのC-PROフィッティングを使いましたが、これが良い感じ。非常に短い経路でもうまくチューブを取り付けることが出来ました。

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リアファンとの干渉はありませんでした。12cmRiingファンを取り付け。14cmも入ると思いますが、Riing Plus14って単品売りしてないんですよね・・・。

420ラジの手前側から出して、360ラジの手前に入れます。ここは真っ直ぐとはいかず、420側から見ると微妙に右にオフセットしています。ある程度計測して、120度を2回曲げて対応しました。

最後に、360ラジからリザーバー上部へ。ここだけソフトチューブにしちゃいました。角度が複雑なのはもちろん、フィルタ経由でリザーバーに入れていますが将来的に取ってしまう可能性があるので(言い訳)。流速計等の追加もそのうちやりたいので妥協です。

リークテスト

精製水でリークテストを実施します。リザーバタンクへの注水は洗浄瓶が便利でした。医療用の器具みたいですが1L入るやつを購入しました。

 

ここで問題発生。

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やはりCPUからVRMへのU字配管にムリがあったようで、VRMの入り口からリークしていました。

そこで、G1/4延長(20mmくらいだったと思う)アダプタから90度Degree、そして90度曲げのPETGチューブでCPUからつなぎました。

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問題なかったので、排水、クーラントに入れ替えて・・・

 

 

完成!

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まとめ

とりあえず、動く形にはなりました。これから本格水冷をやってみたい!という方へ向けて初チャレンジした感想としては、

  • ハードチューブはそれほど難しくないが、すべてハードでやろうとするとかなり大変。ソフトと併用をオススメ。
  • フィッティングにはお金をかけたほうが良い。(C-PROオススメ)
  • 経路は水抜きを考えて配置する。(下から上へ統一する、など)
  • 経路と冷却性は(たぶん)ほとんど関係ないと思う。
  • CPUよりグラボのほうが大抵熱いので、本格水冷するならグラボも一緒に。
  • ある程度小さなエアは2~3日で勝手に抜けるので無理に抜かなくてOK。

 以上、久々に自作PCを組む、でした。